第104回.GetPhoneticメソッドとSetPhoneticメソッド(フリガナ)
GetPhoneticメソッドは、指定した文字列の日本語の「ふりがな」を取得します。
SetPhoneticメソッドは、セルに日本語の「ふりがな」を設定します。
マクロVBAにおいて、「ふりがな」を扱う時はこれらのメソッドを使います。
したがって、
セルに「ふりがな」が入っていない場合に、「ふりがな」を取得・設定するためのメソッドになります。
これらのメソッドは、Microsoft Office の言語の設定で日本語が選択またはインストールされている場合にのみ利用できます。
GetPhoneticメソッド
指定した文字列の日本語の「ふりがな」を取得します。
バリアント型 (Variant) です。
ふりがなに変換するテキストを指定します。
この引数を省略すると、以前に指定された引数 Text でのふりがな候補の文字列を返します。
候補の文字列がない場合は空の文字列を返します。
GetPhoneticメソッドの使用例
以前は取得できていたのですが、最近の環境では取得できませんでした。
Dim strPhoText As String
strPhoText = Application.GetPhonetic("都の西北")
While strPhoText <> ""
MsgBox strPhoText
strPhoText = Application.GetPhonetic()
Wend
"都の西北"の読み候補を全てメッセージ表示しています。
"ミヤコノセイホク"
の次に
"トノセイホク"
と表示されます。
'ワークシートのPhonetic関数を使う
MsgBox WorksheetFunction.Phonetic(Range("A1"))
'RangeのPhoneticオブジェクトを参照する
MsgBox Range("A1").Phonetic.Text
SetPhoneticメソッド
指定された範囲内のすべてのセルに「ふりがな」を設定します。
このメソッドを使用して追加される新しい Phonetic オブジェクトに自動的に上書き (既存は削除) されます。
SetPhoneticメソッドの使用例
ActiveSheet.Range("A1:A10").SetPhonetic
A1:A10の全てのセルにふりがなを設定しています。
以下も参考にして下さい。
ユーザー定義関数でフリガナを取得する
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