ExcelマクロVBA入門
第104回.GetPhoneticメソッドとSetPhoneticメソッド(フリガナ)

ExcelマクロVBAの基本と応用、エクセルVBAの初級・初心者向け解説
最終更新日:2019-07-23

第104回.GetPhoneticメソッドとSetPhoneticメソッド(フリガナ)


GetPhoneticメソッドは、指定した文字列の日本語の「ふりがな」を取得します。
SetPhoneticメソッドは、セルに日本語の「ふりがな」を設定します。
マクロVBAにおいて、「ふりがな」を扱う時はこれらのメソッドを使います。


セルに入っている「ふりがな」を取得するワークシート関数のPHONETIC関数とは違い、
文字列からふりがなを抽出します。書式 PHONETIC(範囲) 範囲 ふりがなの文字列を含む1つまたは複数のセル参照を指定します。使用例 A1セルに"東京都"と入れたとして =PHONETIC(A1)…"トウキョウト" となります。
これらのメソッドは、漢字に対する一般的な読み方を取得するものです。
したがって、
セルに「ふりがな」が入っていない場合に、「ふりがな」を取得・設定するためのメソッドになります。
これらのメソッドは、Microsoft Office の言語の設定で日本語が選択またはインストールされている場合にのみ利用できます。

GetPhoneticメソッド

Applicationのメソッドです。
指定した文字列の日本語の「ふりがな」を取得します。
Application.GetPhonetic(Text)
Applicationは省略できません。

引数Textの説明
オプションです。
バリアント型 (Variant) ふりがなに変換するテキストを指定します。
この引数を省略すると、以前に指定された引数 Text でのふりがな候補の文字列を返します。
候補の文字列がない場合は空の文字列を返します。

GetPhoneticメソッドの使用例



Dim strPhoText As String
strPhoText = Application.GetPhonetic("都の西北")
While strPhoText <> ""
  MsgBox strPhoText
  strPhoText = Application.GetPhonetic()
Wend

"都の西北"の読み候補を全てメッセージ表示しています。
"ミヤコノセイホク"
の次に
"トノセイホク"
と表示されます。

セルに「ふりがな」が入っている場合にこれを取得するには、

'ワークシートのPhonetic関数を使う
MsgBox WorksheetFunction.Phonetic(Range("A1"))

'RangeのPhoneticオブジェクトを参照する
MsgBox Range("A1").Phonetic.Text

SetPhoneticメソッド

Rangeオブジェクトのメソッドです。
指定された範囲内のすべてのセルに「ふりがな」を設定します。
Rangeオブジェクト.SetPhonetic
指定した範囲に既存の Phonetic オブジェクトが含まれている(既にふりがなが入っている)場合、
このメソッドを使用して追加される新しい Phonetic オブジェクトに自動的に上書き (既存は削除) されます。
設定される「ふりがな」は、
GetPhoneticで最初に取得される「ふりがな」と同じものになります。

SetPhoneticメソッドの使用例



ActiveSheet.Range("A1:A10").SetPhonetic

A1:A10の全てのセルにふりがなを設定しています。
以下も参考にして下さい。
ユーザー定義関数でフリガナを取得する
ワークシート関数の、「PHONETIC」では、他のソフト等からコピペした漢字は取得できません。そこで、VBAでユーザー定義関数を作成し、読みを取得できるようにします。A列はメモ帳よりコピペしました。B列に、ユーザー定義関数を指定して、振り仮名を取得しています。



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