第7回.テキストボックス(TextBox)の値をセルへ
ユーザーフォーム入門として基礎から解説します。
ユーザーフュームのテキストボックスに入力した値を、ワークシートのセルに出力します。
前回までに作成したユーザーフォーム

ワークシートの用意

シート名は、「顧客マスタ」
実行ボタンには、先に作成してある、
Sub FormShow()
frmSample.Show
End Sub
このプロシージャーを割り当てておきましょう。
OKボタンクリック時のイベントプロシージャー作成
「OK」ボタンをダブルクリックし以下のイベントを追加します。
選択するオブジェクトにより既定のイベントが自動挿入されます。

目的のイベント以外の場合は、右側のイベント選択で目的のイベントを選択します。

Private Sub btnOk_Click()
End Sub
これを以下に変更します。
Private Sub btnOk_Click()
Dim lastRow As Long
With Worksheets("顧客マスタ")
lastRow = .Cells(.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row + 1
.Cells(lastRow, 1).Value = Me.txtコード.Text
.Cells(lastRow, 2).Value = Me.txt漢字名称.Text
.Cells(lastRow, 3).Value = Me.txtカナ名称.Text
End With
Unload Me
End Sub
これで完成です。
Textプロパティ、または、Valueプロパティで取得します。
テキストボックスに入力してから、「OK」ボタンを押下してみましょう。
一番下に、テキストボックスの値が入りましたね。
ユーザーフォームのインテリセンス
実際にタイピングして入力してみて下さい。
すると、何かに気がつくと思います。
Me.
ここまで入力したときに、インテリセンス(自動補完)が効きます。

Me.txt
ここまで入力すると、

そうです、名前を確認しやすくなりますし、効率が良くなります。
今回はここまでです。
次回は、今回とは逆にワークシートの値をテキストボックスに表示します。
ではまた次回お会いしましょう。
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第10回.標準モジュールとフォーム間のデータ受け渡しⅡ
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第12回.リストボックス(ListBox)の追加
第13回.チェックボックス(CheckBox)の追加
第14回.オプションボタン(OptionButton)の追加
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