VBA技術解説
「Excel 4.0 マクロ」の使い方

ExcelマクロVBAの問題点と解決策、VBAの技術的解説
最終更新日:2020-09-29

「Excel 4.0 マクロ」の使い方


ツイッターでなぜか「Excel 4.0 マクロ」の話をしたのがきっかけで、そこからいくつか関連するツイートをしました。


そこで、「Excel 4.0 マクロ」について少し解説します。
ただし、さすがに既に資料も少ないですし、筆者もあまり詳しくないので簡単な使い方だけの説明です。


きっかけとなったツイート

「Excel 4.0 マクロ」について

シートの挿入に「Excel 4.0 マクロ」があります。

VBA マクロ Excel 4.0 マクロ 使い方

挿入すると、普通のワークシートのように見えるシートが挿入されます。

VBA マクロ Excel 4.0 マクロ 使い方

これが「Excel 4.0 マクロ」のシートです。
ちなみに、このシートはVBEで見てもシートとして表示されません。

このシートのセルにマクロを記述していきます。
書くときは=から書きます。
=から書かない時はコメント(正式な呼び方は不明ですが、とにかく実行されない)になります。

VBA マクロ Excel 4.0 マクロ 使い方

起動するには、
「開発」→「マクロ」

VBA マクロ Excel 4.0 マクロ 使い方

「Excel 4.0 マクロ」シートのA1を選択してください。
ただし、B列に入れていればB1にしてください。
指定したセルの位置からマクロが開始されます。
したがって、A2を選択しても動きます。
これで「実行」すれば電卓が起動されます。

ここに書ける関数については、以下に資料があります。
Excel 4.0 Macro Functions Reference


「Excel 4.0 マクロ」の使用例

サンプルとして以下を書いてみました。

VBA マクロ Excel 4.0 マクロ 使い方

マクロの内容は何となく読めますよね。
INPUT
ALERT
IF
GOTO
短いながらも4つ組み込みました。
それぞれの関数については以下を参照してください。
Excel 4.0 Macro Functions Reference

実行するには、前述の「開発」→「マクロ」これでA1でも良いですが、
以下の方法でも起動できます。

VBAから起動

Sub sample()
  Application.Run Sheets(1).Range("A1")
End Sub

Sheets(1)は適宜名称指定等に変更して構いません。

シートにボタン登録

ボタンを作成して、

VBA マクロ Excel 4.0 マクロ 使い方

VBA マクロ Excel 4.0 マクロ 使い方

これで登録すればボタンから起動できます。




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