VBA関数
Timer関数

Excelマクロで必須のVBA関数を入門・初級・初心者向けに詳細解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2021-08-25

Timer関数


Timer関数は、午前0時(真夜中)から経過した秒数を表す単精度浮動小数点数型(Single)の値を返します。


Timer関数

Timer()

()は省略可能です。
Timer

Microsoft Windowsでは、Timer関数は小数点以下の値も返します。
Macintoshでは、小数点以下の値は返されません。

1秒未満の精度が求められる処理において使用します。

Timer関数の使用例

Debug.Print Timer ・・・ 47942.07
・・・
Debug.Print Timer ・・・ 47948.29

1/100秒単位で処理時間を計測できます。

Timer関数の応用

PCの時計なので、どこまで正確かは甚だ疑問です。
1/100秒の部分の正確性については、そんなにあてにはならないと思います。
とはいえ、PCを使った時間処理で1/100秒が問題になるような処理もそんなに多くも無いと思います。
一般的なPCでの実用レベルでは問題はないだろうと思います。
少なくとも、VBAの処理時間計測程度なら十分でしょう。

サンプルとして、このTimer関数を使ったストップウォッチが以下になります。
ストップウォチ(1/100秒)(Timer)
ストップウォッチを作ってみましょう。機能は簡単に、・ボタンを押すと、0からスタートし時間表示が進む。・もう一度ボタンを押すとストップする。これだけです。つまり、1つのボタンで、マクロをスタートさせたり、ストップさせたりする方法の紹介になります。
ストップウォッチ改(1/100秒)(Timer)
ストップウォッチを作る時の、基本的なVBAコードを以前に公開しましたが、時々お問い合わせをいただくことがあり、それなりに重宝されているようです。そこで、もう少し機能強化したものを作成した次第です。※Office365でスムーズに動作しないので、Sleepを入れて対処してみました。


Office VBA リファレンス Timer関数


※VBA関数一覧
マクロVBA関数の一覧と解説です、どんな関数があるかは一度は確認しておくとをお勧めいたします。どんな関数があるだけでも知っておけば、詳細の使い方は実際に使うときに調べても良いでしょう。文字列操作…34 分岐…3 型変換…14 データ判定…10 日付時刻…20 配列…6 ファイル操作…14 数学/財務…28 その他……



同じテーマ「VBA関数」の記事

Minute関数

Minute関数は、時刻から分の整数を返します、バリアント型(内部処理形式DateのVariant)の値を返します。Minute関数 Minute(time) time 必ず指定します。時刻を表す任意のバリアント型(Variant)の値、数式、文字列式、またはこれらを組み合わせた値を指定します。
Second関数
Second関数は、時刻から分の整数を返します、バリアント型(内部処理形式DateのVariant)の値を返します。Second関数 Seconde(time) time 必ず指定します。時刻を表す任意のバリアント型(Variant)の値、数式、文字列式、またはこれらを組み合わせた値を指定します。
Time関数
Time関数は、現在のシステムの時刻を返します、バリアント型(内部処理形式DateのVariant)の値を返します。Time関数 Time() ()は省略可能です。Time システムの時刻を設定するときは、Timeステートメントを使います。
Timer関数
TimeSerial関数
TimeSerial関数は、引数で指定した時、分、秒に対応する時刻を返します、バリアント型(内部処理形式DateのVariant)の値を返します。TimeSerial関数 TimeSerial(hour,minute,second) hour 必ず指定します。
TimeValue関数
TimeValue関数は、時刻を表す文字列式を時刻に変換します、バリアント型(内部処理形式DateのVariant)の値を返します。TimeValue関数 TimeValue(time) time 必ず指定します。通常0:00:00(12:00:00AM)~23:59:59(11:59:59PM)の範囲の時刻を表す…
Array関数
Array関数は、配列が格納されたバリアント型(Variant)の値を返します。Array関数 Array(arglist) arglist 通常必ず指定します。値のリストをカンマ(,)で区切って指定します。
LBound関数
LBound関数は、配列の指定された次元で使用できる最小の添字を、長整数型(Long)の値で返します。LBound関数 LBound(arrayname[,dimension]) arrayname 必ず指定します。配列変数の名前です。
UBound関数
UBound関数は、配列の指定された次元で使用できる最大の添字を、長整数型(Long)の値で返します。UBound関数 UBound(arrayname[,dimension]) arrayname 必ず指定します。配列変数の名前です。
Filter関数
Filter関数は、指定されたフィルタ条件に基づいた文字列配列のサブセット(一部分)を含むゼロベース(0開始)の配列を返します。Filter関数 Filter(sourcesrray,match[,include[,compare]]) sourcearray 必ず指定します。
Join関数
配列に含まれる各要素の内部文字列を結合して作成される文字列を返します。Join関数 Join(sourcearray[,delimiter]) sourcearray 必ず指定します。結合する文字列を含む1次元配列を指定します。


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

TRIMRANGE関数(セル範囲をトリム:端の空白セルを除外)|エクセル入門(2024-08-30)
正規表現関数(REGEXTEST,REGEXREPLACE,REGEXEXTRACT)|エクセル入門(2024-07-02)
エクセルが起動しない、Excelが立ち上がらない|エクセル雑感(2024-04-11)
ブール型(Boolean)のis変数・フラグについて|VBA技術解説(2024-04-05)
テキストの内容によって図形を削除する|VBA技術解説(2024-04-02)
ExcelマクロVBA入門目次|エクセルの神髄(2024-03-20)
VBA10大躓きポイント(初心者が躓きやすいポイント)|VBA技術解説(2024-03-05)
テンキーのスクリーンキーボード作成|ユーザーフォーム入門(2024-02-26)
無効な前方参照か、コンパイルされていない種類への参照です。|エクセル雑感(2024-02-17)
初級脱出10問パック|VBA練習問題(2024-01-24)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
5.RangeとCellsの使い方|VBA入門
6.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)|VBA入門
7.セルのクリア(Clear,ClearContents)|VBA入門
8.メッセージボックス(MsgBox関数)|VBA入門
9.条件分岐(Select Case)|VBA入門
10.マクロとは?VBAとは?VBAでできること|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。


このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ