VBA練習問題
VBA100本ノック 4本目:セルの消去

VBAを100本の練習問題で鍛えます
最終更新日:2020-10-25

VBA100本ノック 4本目:セルの消去


セルの消去に関する問題です。
低数値のセルだけ値を消去します。


ツイッター連動企画です。
ツイート文字数制限があるので、ブック指定等省略可能な記述は省略しています。


出題

出題ツイートへのリンク

#VBA100本ノック 4本目
画像のように1行目に見出し、A列に№が入っています。
この表範囲の一部には計算式が入っています。
(画像の最下行とD列には数式が入っています。)
データ行数は毎回変化します。
見出し行とA列№と計算式は残し、定数値だけを消去してください。
※画像ならB2:C11を消去

VBA マクロ セルの消去 SpecialCells


頂いた回答

解説

シート指定は省略

Dim rng As Range
Set rng = Range("A1").CurrentRegion.Offset(1, 1)
On Error Resume Next
rng.SpecialCells(xlCellTypeConstants).ClearContents

SpecialCellsは、該当セルが存在しない場合エラーとなるのでOn Errorで対応します。

計算式が入っている列・行が特定できる場合は、ResizeまたはIntersectで範囲を絞ってもよいでしょう。

消去する条件によっては1セルずつ判定しなければならない場合もあるかもしれません。
そのような場合は、HasFormulaプロパティで計算式の有無を判定できます。
続きは、記事の補足で。


補足

ResizeまたはIntersectを使って範囲を特定する場合の書き方は色々な書き方ができます。
例えば、表範囲の外側の行・列を除いた範囲を求めたい場合は、
Offset(1, 1)とOffset(-1, -1)、このIntersectで作ることができます。
しかし、開始点がA列または1行目の場合は(-1, -1)がエラーになってしまうので、一工夫必要になります。
With Range("A1").CurrentRegion
  With Intersect(.Cells, .Offset(1, 1))
    Intersect(.Cells, .Offset(-1, -1)).ClearContents
  End With
End With

計算式が入っている列が飛び飛びだったりした場合でも、当該行列を別途求めるようにVBAを書けばできますが少し面倒ですね。
何より、そもそも数式が入っている列がはっきりしないような場合は、セルを1つずつ判定することになってしまいます。
Dim rng As Range
For Each rng In Range("A1").CurrentRegion.Offset(1, 1)
  If Not rng.HasFormula Then
    rng.ClearContents
  End If
Next

単に定数値というだけではなく別の条件もあるような場合は、HasFormulaで判定しなければならない場合も出てくると思います。

SpecialCells(xlCellTypeConstants)
これで定数値の入っているセルだけを取得することができます。

ただしSpecialCellsでは、該当するセルが存在しない場合はエラーになってしまいます。

VBA マクロ セルの消去 SpecialCells

そこで、On Errorで対処しておく必要があります。

SpecialCellsの引数は、「ジャンプ」→「選択オプション」の画面と対比させて覚えてください。

SpecialCellsの引数
XlCellType列挙 を指定します。

名前 説明
xlcelltypecomments コメント
xlcelltypeconstants 定数、Valueオプションが指定できます。
xlcelltypeformulas 数式、Valueオプションが指定できます。
xlcelltypeblanks 空白セル
xlcelltypelastcell 最後のセル
xlcelltypevisible 可視セル
xlcelltypeallformatconditions 条件付き書式 - すべて
xlcelltypesameformatcondition 条件付き書式 - 同じ入力規則
xlcelltypeallvalidation データの入力規則 - すべて
xlcelltypesamevalidation データの入力規則 - 同じ入力規則

VBA マクロ セルの消去 SpecialCells


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