VBA練習問題
VBA100本ノック 11本目:セル結合の警告

VBAを100本の練習問題で鍛えます
最終更新日:2021-02-22

VBA100本ノック 11本目:セル結合の警告


セル結合されているセルにコメントで警告文を出す問題です。


ツイッター連動企画です。
ツイートでの見やすさを考慮して、ブック・シート指定等を適宜省略しています。

VBAテスト用のサンプルデータは、VBA100本ノックの目次ページ からもダウンロードできます。
マクロVBAを初心者向けの基本から上級者向けの高度な内容までサンプルコードを掲載し解説しています。エクセル関数・機能・基本操作の入門解説からマクロVBAまでエクセル全般を網羅しています。


出題

出題ツイートへのリンク

#VBA100本ノック 11本目
11…同じ数字が並んでいる、これは結合したのか、、、

画像のようにシートにはところどころにセル結合があります。
これは放置しておく訳にはいきません。
セル結合されているセルには、メモ(旧コメント)で警告文を出しましょう。
※シートは任意、警告文はご随意に

VBA マクロ 100本ノック


サンプルファイルです。
https://excel-ubara.com/vba100sample/VBA100_11.xlsm
https://excel-ubara.com/vba100sample/VBA100_11.zip


VBA作成タイム

この下に頂いた回答へのリンクと解説を掲載しています。
途中まででも良いので、できるだけ自分でVBAを書いてみましょう。


他の人の回答および解説を見て、書いたVBAを見直してみましょう。


頂いた回答

解説

セル結合されているかはRangeオブジェクトのMergeCellsプロパティで判断します。
結合されている範囲はMergeAreaで取得します。
コメントの追加は結合範囲の先頭セルに入れます。
結合範囲の他のセルに入れても問題ありませんが、少々無駄な処理になってしまいます。

Sub VBA100_11_01()
  Dim ws As Worksheet
  Set ws = ActiveSheet
  Dim rng As Range
  For Each rng In ws.Range("A1").CurrentRegion
    If rng.MergeCells Then
      If rng.Address = rng.MergeArea(1).Address Then
        If Not rng.Comment Is Nothing Then
          rng.ClearComments
        End If
        rng.AddComment "セル結合ダメ!"
        rng.Comment.Shape.TextFrame.AutoSize = True
        rng.Comment.Visible = True
      End If
    End If
  Next
End Sub


先のVBAではCurrentRegionにしましたが、シート全体ならUsedRangeになるでしょう。
しかし、使用セル範囲が大きいと膨大な時間がかかってしまいます。
記事補足では、Findを使って結合セルを見つけるVBAを掲載しました。
また、ちょっお遊びになりますが、コメントのレイアウトも変更しています。


補足

先のVBAの結果
VBA マクロ 100本ノック

Findメソッドで結合セルを見つけて処理
※このVBAでも、XFD1048576まで使っていたら、とても時間がかかります。

Sub VBA100_11_02()
  Dim MergeMsg As String
  MergeMsg = "セル結合なんて" & Chr(10) & "信じられない!"
  
  Dim ws As Worksheet
  Set ws = ActiveSheet
  
  Application.FindFormat.Clear
  Application.FindFormat.MergeCells = True
  
  Dim rng As Range, firstAddress As String
  'Countはオーバーフローしてしまうので
  Set rng = ws.UsedRange(ws.UsedRange.CountLarge)
  
  Application.ScreenUpdating = False
  
  Do
    Set rng = ws.UsedRange.Find(What:="", _
                  After:=rng, _
                  LookIn:=xlValues, _
                  SearchFormat:=True)
    
    If rng Is Nothing Then
      Exit Do
    End If
    If rng.Address = firstAddress Then
      Exit Do
    End If
    If firstAddress = "" Then
      firstAddress = rng.Address
    End If
    
    If rng.MergeCells Then
      If rng.Address = rng.MergeArea(1).Address Then
        Call setComment(rng, MergeMsg)
      End If
    End If
  Loop
  
  Application.ScreenUpdating = True
End Sub

Sub setComment(ByVal rng As Range, _
        ByVal msg As String)
  Dim c As Comment
  Set c = rng.Comment
  
  If Not c Is Nothing Then
    If c.Shape.AlternativeText <> msg Then
      Exit Sub '元からあったコメント
    End If
    c.Delete
  End If
  
  Set c = rng.AddComment(msg)
  c.Visible = True
  c.Shape.AutoShapeType = msoShape32pointStar
  c.Shape.Fill.ForeColor.RGB = vbRed
'  c.Shape.TextFrame2.AutoSize = True 'このタイプには無効らしい
  c.Shape.Width = 160 'サイズは適当です
  c.Shape.Height = 55
  With c.Shape.TextFrame.Characters.Font
    .Size = 11
    .Bold = True
    .Color = vbWhite
  End With
  
  'このVBAで作ったコメントかの判定に使ってみました。
  c.Shape.AlternativeText = msg
End Sub

これは、検索と置換の書式で検索する機能です。

VBA マクロ 100本ノック

VBA マクロ 100本ノック

この検索機能を使ったVBAになります。
ただし、通常はFindを繰り返す場合はFindNextを使うのですが、
FindNextは書式検索に対応していないので、開始セルをずらしながらFindを繰り返す必要があります。

このVBAで追加したコメントは毎回作成し直しますが、元々あったコメントはそのままにしています。
この判定に、AlternativeTextを使ってみましたが、これを使用したことに特に意味はありません。
本来のTextが同じならという判定でも変わりません。

結果は以下のようになります。

VBA マクロ 100本ノック


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第85回.結合セルの扱い|VBA入門
・セル結合に関する、メソッド・プロパティ ・セル結合のマクロVBA使用例 ・セル結合時の値消去 ・指定セル範囲に結合セルが存在するか判定するマクロVBA ・セル結合時のOffsetとResizeの注意点
第94回.コメント(Comment)|VBA入門
・コメント(Comment)に関する各種オブジェクト ・コメント(Comment)の挿入 ・コメント(Comment)の削除 ・コメント(Comment)の編集 ・コメント(Comment)実践例




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