VBA練習問題
VBA100本ノック 32本目:Excel終了とテキストファイル出力

VBAを100本の練習問題で鍛えます
最終更新日:2021-01-13

VBA100本ノック 32本目:Excel終了とテキストファイル出力


開いている全ブックを保存し、保存したブックのフルパスをテキスト出力する問題です。


ツイッター連動企画です。
ツイートでの見やすさを考慮して、ブック・シート指定等を適宜省略しています。

VBAテスト用のサンプルデータはご自身でご用意ください。


出題

出題ツイートへのリンク

#VBA100本ノック 32本目
開かれているブック全てを上書き保存して、Excelアプリも終了させてください。
履歴として、保存したブックのパスをテキストファィルに出力してください。
テキストファイルはマクロブックと同一フォルダに以下の名称で出力(SJIS)してください。
log_yyyymmddhhmmss.txt

マクロ VBA 100本ノック


参考画像を間違えました。
フルパス出力してください。

マクロ VBA 100本ノック


VBA作成タイム

この下に頂いた回答へのリンクと解説を掲載しています。
途中まででも良いので、できるだけ自分でVBAを書いてみましょう。


他の人の回答および解説を見て、書いたVBAを見直してみましょう。


頂いた回答

解説

テキストファイルの出力は何通りかありますが、まずは、Open…Print…Closeは覚えておいた方が良いでしょう。
ブックのフルパスはプロパティFullNameで取得できます。
ブックの上書き保存はSaveAsメソッドです。
Excelの終了はApplication.Quitです。

Sub VBA100_32_01()
  ThisWorkbook.Save
  
  Dim ymdhms As String
  ymdhms = Format(Now(), "yyyymmddhhmmss")
  Open ThisWorkbook.Path & "\log_" & ymdhms & ".txt" For Output As #1
  
  Dim wb As Workbook
  For Each wb In Workbooks
    wb.Save
    Print #1, wb.FullName
  Next
  
  Close #1
  Application.Quit
End Sub


ブックのSaveやSaveAsはブックの状態やファイルの状況によりエラーになる可能性があります。
単純にOn ErrorをいれてCloseしてしまうと保存されないことになるので気を付けたいところです。
読み取り専用等のいくつかのパターンに対応したVBAを記事補足に掲載しました。


補足

上書き保存が出来ないことは多々あります。
・読み取り専用
・未保存の新規ブック
・その他、回復済みのような特殊なもの
かといって、単純に上記VBAに
On Error Resume Next
Application.DisplayAlerts = False
これらを入れてしまうと想定外の挙動になってしまう可能性があります。
例えば、新規ブックBook1は、Book1.xlsxで既存の別ファイルを上書きになってしまう可能性があります。

読み取り専用と新規ブックに対応して、その他はエラー対応するようにしました。

Sub VBA100_32_02()
  On Error Resume Next
  Application.DisplayAlerts = False
  ThisWorkbook.Save
  
  Dim ymdhms As String
  ymdhms = Format(Now(), "yyyymmddhhmmss")
  Open ThisWorkbook.Path & "\log_" & ymdhms & ".txt" For Output As #1
  
  Dim wb As Workbook, errMsg As String
  For Each wb In Workbooks
    Err.Clear
    
    Print #1, wb.FullName
    
    If wb.ReadOnly Then
      wb.Saved = True
      Print #1, "→読み取り専用"
    ElseIf wb.Path = "" Then
      '新規ブックはとりあえずxlsmで強制保存
      wb.SaveAs FileName:=ThisWorkbook.Path & "\" & wb.Name & "_" & ymdhms & ".xlsm", _
           FileFormat:=xlOpenXMLWorkbookMacroEnabled
      Print #1, "→新規保存:" & wb.FullName
    Else
      wb.Save
      If Err Then
        'エラーになる場合があります
        Print #1, Err.Description
        Err.Clear
        wb.SaveAs FileName:=ThisWorkbook.Path & "\" & wb.Name & "_" & ymdhms & ".xlsm", _
             FileFormat:=xlOpenXMLWorkbookMacroEnabled
        Print #1, "→別名保存:" & wb.FullName
      End If
    End If
    
    If Err Then
      Print #1, "↓想定外のエラー"
      Print #1, Err.Description
      Print #1, "↑想定外のエラー"
    End If
    
    If wb.Name <> ThisWorkbook.Name Then
      wb.Close SaveChanges:=False
    End If
  Next
  
  Close #1
  Application.Quit
End Sub

マクロ VBA 100本ノック

なかなか全ての場合を網羅するのは難しいと思います。

新規ブックにマクロがあるかはHasVBProjectで判断できますが、若干曖昧な部分もあるので、どうせ仮の保存だという事でxlsmで強制保存してみました。

単純に保存操作を簡略化するだけなら、むしろエラーで止めたほうが良いかもしれません。

今回のお題のようにExcelアプリまで終了させる場合は、いろいろと問題が出て来ると思います。
もしこのような自動化が必要な場合は、しっかりといろいろなパターンをテストしてください。
別のファイルを上書きしてしまったり、保存せずに閉じてしまう事のないように気を付けてください。


サイト内関連ページ

第64回.ブックを閉じる・保存(Close,Save,SaveAs)
ワークブックを閉じる場合や保存する場合のVBAの説明です。閉じる時に保存するか保存しないかを指定できます、また、ブックを保存するにも、上書きなのか別ファイルにするのか等によってVBAの記述がそれぞれ違ってきます。ブックを閉じる ブックを閉じるには、WorkbookのCloseメソッドを使用します。
第116回.ファイル操作Ⅱ(OpenとClose)
VBAで(CSV等のテキスト)ファイルを扱う時は、最初に、ファイルを開き、次に、読込書込みを行い、最後に、ファイルを閉じます。ファイルを開くには、Openステートメントを使います、ファイルを閉じるには、Closeステートメントを使います。今回はこのOpenステートメントとCloseステートメントを解説します。
第117回.ファイル操作Ⅱ(Line Input #)
VBAでファイル(CSV等)を扱う時は、最初に、ファイルを開き、次に、読込書込みを行い、最後に、ファイルを閉じます。ファイルを読み込む時には、LineInput#ステートメントを使います。LineInput#ステートメント シーケンシャル入力モード(Input)で開いたファイルから行全体を読み込み、
第118回.ファイル操作Ⅱ(Print #)
VBAでファイル(CSV等)を扱う時は、最初に、ファイルを開き、その後に、読込み書込みを行い、最後に、ファイルを閉じます。ファイルを書き込む時には、Print#ステートメントを使います。Print#ステートメント シーケンシャル出力モード(OutputまたはAppend)で開いたファイルにデータを書き込むファイル入…
第119回.ファイルシステムオブジェクト(FileSystemObject)
FileSystemObjectオブジェクトでは、コンピュータのファイルシステムへのアクセスが提供されています。VBAに用意されているファイル操作関連のステートメントや関数より、より強力で、より多くの機能が搭載されています。ただし機能が大変多いため、これらを全て覚えるという事は困難です。




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