練習問題29(ロット引き当て)解答
マクロVBA練習問題29の解答ページです。
マクロVBA練習問題
入荷後の在庫を、注文に対して割り振ります。
以下の表をみて下さい。
この表において、
F列と、H列~K列を埋めます。
注文数に見合った、入荷数を割り振ります。
本来なら、別々のシートにするところですが、
説明の便宜上とマクロの理解しやすさの点を考慮して、1シートにしています。
結果は以下のようになります。
練習問題用のExcelファイル
以下の表をみて下さい。
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | |
1 | 注文番号 | 注文数 | ロット番号 | 入荷数 | 出荷数 | 注文番号 | 注文数 | ロット番号 | 出荷数 | ||
2 | B0001 | 1100 | A0001 | 200 | |||||||
3 | B0002 | 900 | A0002 | 180 | |||||||
4 | B0003 | 1200 | A0003 | 200 | |||||||
5 | B0004 | 1000 | A0004 | 200 | |||||||
6 | A0005 | 180 | |||||||||
7 | A0006 | 190 | |||||||||
8 | A0007 | 250 | |||||||||
9 | A0008 | 250 | |||||||||
10 | A0009 | 170 | |||||||||
11 | A0010 | 180 | |||||||||
12 | A0011 | 250 | |||||||||
13 | A0012 | 200 | |||||||||
14 | A0013 | 220 | |||||||||
15 | A0014 | 250 | |||||||||
16 | A0015 | 250 | |||||||||
17 | A0016 | 190 | |||||||||
18 | A0017 | 200 | |||||||||
19 | A0018 | 250 | |||||||||
20 | A0019 | 250 | |||||||||
21 | A0020 | 200 | |||||||||
22 | A0021 | 250 | |||||||||
23 | A0022 | 200 | |||||||||
24 | A0023 | 220 | |||||||||
25 | A0024 | 250 | |||||||||
26 | A0025 | 250 | |||||||||
27 |
この表において、
F列と、H列~K列を埋めます。
本来なら、別々のシートにするところですが、
説明の便宜上とマクロの理解しやすさの点を考慮して、1シートにしています。
結果は以下のようになります。
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | |
1 | 注文番号 | 注文数 | ロット番号 | 入荷数 | 出荷数 | 注文番号 | 注文数 | ロット番号 | 出荷数 | ||
2 | B0001 | 1100 | A0001 | 200 | 200 | B0001 | 1100 | A0001 | 200 | ||
3 | B0002 | 900 | A0002 | 180 | 180 | A0002 | 180 | ||||
4 | B0003 | 1200 | A0003 | 200 | 200 | A0003 | 200 | ||||
5 | B0004 | 1000 | A0004 | 200 | 200 | A0004 | 200 | ||||
6 | A0005 | 180 | 180 | A0005 | 180 | ||||||
7 | A0006 | 190 | 190 | A0006 | 140 | ||||||
8 | A0007 | 250 | 250 | B0002 | 900 | A0006 | 50 | ||||
9 | A0008 | 250 | 250 | A0007 | 250 | ||||||
10 | A0009 | 170 | 170 | A0008 | 250 | ||||||
11 | A0010 | 180 | 180 | A0009 | 170 | ||||||
12 | A0011 | 250 | 250 | A0010 | 180 | ||||||
13 | A0012 | 200 | 200 | B0003 | 1200 | A0011 | 250 | ||||
14 | A0013 | 220 | 220 | A0012 | 200 | ||||||
15 | A0014 | 250 | 250 | A0013 | 220 | ||||||
16 | A0015 | 250 | 250 | A0014 | 250 | ||||||
17 | A0016 | 190 | 190 | A0015 | 250 | ||||||
18 | A0017 | 200 | 200 | A0016 | 30 | ||||||
19 | A0018 | 250 | 250 | B0004 | 1000 | A0016 | 160 | ||||
20 | A0019 | 250 | 250 | A0017 | 200 | ||||||
21 | A0020 | 200 | 140 | A0018 | 250 | ||||||
22 | A0021 | 250 | A0019 | 250 | |||||||
23 | A0022 | 200 | A0020 | 140 | |||||||
24 | A0023 | 220 | |||||||||
25 | A0024 | 250 | |||||||||
26 | A0025 | 250 | |||||||||
27 |
練習問題用のExcelファイル
※上記表の全体を選択し、コピー(Ctrl+C)の後、エクセルのシートのA1セルに貼り付け(Ctrl+V)してください。
まずは、処理内容を理解して下さい。
特に、ロットA0006のように、受注の切り替わり時に注意して下さい。
マクロを書く上で、最も重要なことは処理内容を正確に把握することです。
そして、処理内容を箇条書きで書き出し、よく理解整理してからマクロVBAを書き始めてください。
では、お考えください。
すぐに解答を見ずに、必ず自力で書けるとこまででも良いので書きましょう。
特に、ロットA0006のように、受注の切り替わり時に注意して下さい。
マクロを書く上で、最も重要なことは処理内容を正確に把握することです。
そして、処理内容を箇条書きで書き出し、よく理解整理してからマクロVBAを書き始めてください。
すぐに解答を見ずに、必ず自力で書けるとこまででも良いので書きましょう。
シンキングタイム
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ExcelマクロVBA入門
書くべきマクロVBAが分からない時は、
ここでじっくり勉強してから再チャレンジしてください。
VBA入門シリーズは、マクロVBAを実務で自在に使いこなし業務を効率化・自動化できるようになることを目的としています。始めはより詳しく丁寧に解説しつつ少しずつ難易度を上げることで無理なく学習を進められるようにしています。「マクロ」と「VBA」の違い マクロはエクセルの操作を自動化する機能であり、
書くべきマクロVBAが分からない時は、
ここでじっくり勉強してから再チャレンジしてください。
マクロVBA練習問題解答
では解答のマクロVBAコードです。
※.Valueは適宜省略しています。
※ロジックが難しいため、あえてシート指定等は省略して読みやすくしています。
今回は、新しいメソッドやプロパティは登場しません。
むしろ、多くの場合、既知の技術で解決できるはずです。
要は、ロジックの組み立て方になります。
当然のことながら、今回の回答も、あくまで例に過ぎず、
これが決してベストだというわけではありません。
もっと良い方法や書き方は当然沢山あります。
それでも処理の流れとしては、概ねこのような考え方で処理することになろうとは思います。
このような問題の場合、VBAそのものと言うより、
課題の内容を理解して、行うべき処理の流れをしっかり把握することが大切です。
Intersect(Range("D1").CurrentRegion.Offset(1), Columns(6)).ClearContents
この部分は、いろいろと書き方がありますね。
Range(Range("F2"), Cells(Rows.Count, 6).End(xlUp).Offset(1)).ClearContents
こんな書き方でも良いです。
コード内にコメントを記していますので、
ステップインで、変数の動きを確認しつつ読み解いて下さい。
※.Valueは適宜省略しています。
Sub 練習問題29()
Dim i As Long '注文の行位置
Dim j As Long '入荷の行位置
Dim k As Long '出荷の行位置
Dim cntOrder As Long '注文数の減算用
Dim
cntStock As Long '入荷数の計算用
Dim cntRemain As Long '入荷数の出荷算
Range("H1").CurrentRegion.Offset(1).ClearContents
Intersect(Range("D1").CurrentRegion.Offset(1), Columns(6)).ClearContents
j = 2
k = 2
cntRemain = 0
'注文番号の全行に対する処理
For i = 2
To Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
Cells(k, 8) = Cells(i, 1)
'注文番号
Cells(k, 9) = Cells(i, 2) '注文数
cntOrder = Cells(i, 2)
Do Until cntOrder <= 0 Or _
Cells(j, 4) = ""
Cells(k, 10) = Cells(j, 4) 'ロット番号
'出荷残があれば使用、無ければ入荷数
If cntRemain > 0 Then
cntStock = cntRemain
Else
cntStock = Cells(j, 5)
End If
'注文数が入荷数以上かどうかで処理分岐
If cntOrder >= cntStock Then
Cells(k, 11) = cntStock '出荷数←入荷数
Cells(j, 6) = Cells(j,
6) + cntStock '出荷数を加算
cntOrder = cntOrder - cntStock '注文数-入荷数
cntRemain = 0 '入荷数を使いきり
j = j + 1 '次の入荷へ進む
Else
Cells(k, 11) = cntOrder '出荷数←注文残
Cells(j,
6) = Cells(j, 6) + cntOrder '出荷数を加算
cntRemain = cntStock - cntOrder '出荷残の算出
cntOrder = 0 '次の注文に進む為、Until条件を設定
End
If
k = k + 1
Loop
Next
End Sub
むしろ、多くの場合、既知の技術で解決できるはずです。
要は、ロジックの組み立て方になります。
これが決してベストだというわけではありません。
もっと良い方法や書き方は当然沢山あります。
このような問題の場合、VBAそのものと言うより、
課題の内容を理解して、行うべき処理の流れをしっかり把握することが大切です。
この部分は、いろいろと書き方がありますね。
Range(Range("F2"), Cells(Rows.Count, 6).End(xlUp).Offset(1)).ClearContents
こんな書き方でも良いです。
ステップインで、変数の動きを確認しつつ読み解いて下さい。
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