練習問題24(再帰呼出し)解答
マクロVBA練習問題24の解答ページです。
マクロVBA練習問題
サンプルデータでは、組み合わせの数は、8*3*6*5=720通りです。
・各項目はカンマ(,)で区切って下さい。
・出力先は、新規シートを追加し、
1行目に見出しとして"組み合わせ文字"と入れ、
2行目より出力して下さい。
項目A1,項目B1,項目C1,項目D1
項目A1,項目B1,項目C1,項目D2
・・・
項目A1,項目B1,項目C2,項目D1
項目A1,項目B1,項目C2,項目D2
・・・
項目A1,項目B2,項目C1,項目D1
・・・
このように出力します。
分類A | 分類B | 分類C | 分類D |
項目A1 | 項目B1 | 項目C1 | 項目D1 |
項目A2 | 項目B2 | 項目C2 | 項目D2 |
項目A3 | 項目B3 | 項目C3 | 項目D3 |
項目A4 | 項目C4 | 項目D4 | |
項目A5 | 項目C5 | 項目D5 | |
項目A6 | 項目C6 | ||
項目A7 | |||
項目A8 |
※上記表の全体を選択し、コピー(Ctrl+C)の後、エクセルのシートのA1セルに貼り付け(Ctrl+V)してください。
すぐに解答を見ずに、必ず自力で書けるとこまででも良いので書きましょう。
シンキングタイム
シンキングタイム終了
書くべきマクロVBAが分からない時は、
ここでじっくり勉強してから再チャレンジしてください。
マクロVBA練習問題解答
※.Valueは適宜省略しています。
Sub sample()
Dim ary() As String
Dim ws1 As Worksheet
Dim ws2 As Worksheet
Application.ScreenUpdating = False
Set ws1 = ActiveSheet
Set ws2 = Worksheets.Add
ws2.Range("A1") = "組み合わせ文字"
With ws1
ReDim ary(1 To .Cells(1, .Columns.Count).End(xlToLeft).Column)
Call sample_sub(ws1, ws2, ary, 1)
End With
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
Private Sub sample_sub(ByVal ws1 As Worksheet, ByVal ws2 As Worksheet, _
ByRef ary() As String, ByVal n As Integer)
Dim i As Integer
For i = 2 To ws1.Cells(ws1.Rows.Count, n).End(xlUp).Row
ary(n) = ws1.Cells(i, n)
If n >= UBound(ary) Then
'横の繰り返しが終わったので出力
With ws2
.Cells(.Cells(.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row + 1, 1) = Join(ary, ",")
End With
Else
'ここで自分自身を呼び出しています。
Call sample_sub(ws1, ws2, ary, n + 1)
End If
Next
End Sub
かなり難しかったかもしれません。
書き方はいろいろあります。
上記VBAでは、出力用の横配列を用意して、そこに入れていき全て入ったら出力。
これを再帰で横に繰り返しています。
以下のように書く事も可能です。
Sub sample()
Dim ws1 As Worksheet
Dim ws2 As Worksheet
Dim i1 As Long, i2 As Long, i3 As Long, i4 As Long
Dim j As Long
Application.ScreenUpdating = False
Set ws1 = ActiveSheet
Set ws2 = Worksheets.Add
ws2.Range("A1") = "組み合わせ文字"
j = 2
With ws1
For i1 = 2 To .Cells(.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
For i2 = 2 To .Cells(.Rows.Count, 2).End(xlUp).Row
For i3 = 2 To .Cells(.Rows.Count, 3).End(xlUp).Row
For i4 = 2 To .Cells(.Rows.Count, 4).End(xlUp).Row
ws2.Cells(j, 1) = .Cells(i1, 1) & "," & _
.Cells(i2, 2) & "," & _
.Cells(i3, 3) & "," & _
.Cells(i4, 4)
j = j + 1
Next
Next
Next
Next
End With
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
この場合、項目数分のループが必要で、項目数不定では対応ができません。
先の再帰呼出しを使ったプログラムでは、項目数がいくつでも自動対応されます。
再帰呼出しは、頻繁に使うものではありませんが、通常のループ処理では困難な場合があります。
また、配列も必須テクニックです、合わせて、しかっりと習得して下さい。
VBA入門.第111回.静的配列
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