エクセル基本操作
覚えておきたいエクセルの操作:図形(オートシェイプ)

Excelの基本操作についての基礎と応用を入門解説
公開日:2013年5月以前 最終更新日:2014-11-11

覚えておきたいエクセルの操作:図形(オートシェイプ)


しっかり覚えておいてほしいエクセルの操作です、

今回は、
図形の操作です。


ショートカット(Excel2010)

まずは、ショートカットでの図形の移動・サイズ変更・回転です。
キーボードの→↓←↑と、Ctrl,Shif,Altの組み合わせになります。
エクセル2007以前では、→↓←↑での移動のみ有効です。

ところで、この→↓←↑キーは、

・カーソルキー
・十字キー
・矢印キー
・方向キー
といろいろ呼び方はありますが、
正式名称はカーソルキー(CursorKey)ですね。
ここでは、方向キーと書きます。
こちらの方が直感的に解り易いと思いますので。


図形を選択して

→:右に移動します
←:左に移動します
↑:上に移動します
↓:下に移動します

Shift + →:左右に拡大します
Shift + ←:左右に縮小します
Shift + ↑:上下に拡大します
Shift + ↓:上下に縮小します
Ctrl + Shift + →:左右に細かく拡大します
Ctrl + Shift + ←:左右に細かく縮小します
Ctrl + Shift + ↑:上下に細かく拡大します
Ctrl + Shift + ↓:上下に細かく縮小します

Alt + →:右に回転します
Alt + ←:左に回転します
Ctrl + Alt + →:右に細かく回転します
Ctrl + Alt + ←:左に細かく回転します

数が多く感じるかもしれませんが、
方向キー:移動
Shift + 方向キー:拡大縮小
Alt + 方向キー:回転
これに、Ctrlを追加すると細かい動作になります。

何故かエクセルでは、方向キーによる移動にCtrlの組み合わせがありません。
マイクロソフト製品の基本としては、
方向キーで大きく移動し、Ctrl+方向キーで小さく移動するというのが基本なのですが、
なぜかエクセル・ワードでは、方向キーだけで小さく移動になっていますので、Ctrl+方向キーの意味がなくなっています。
パワーポイント・アクセスのフォームでは、方向キーで大きく移動し、Ctrl+方向キーで小さく移動します。
もっともエクセルのユーザーフォームでは、そもそも方向キーで移動もしないという、なんともお粗末な状態ではあります。


マウス操作

Shift + 四隅をドラッグ:縦横比を固定しての拡大縮小
Ctrl + ドラッグ:図形の中心位置をずらさずに拡大縮小
Alt + ドラッグ:セル境界に自動的に合わせます

マウス操作時の動作は、文章で説明しても解りずらいと思います。


ぜひ、ご自身でその動作を確認してみて下さい。


図形の選択

全選択

・ジャンプ(Ctrl+G)→セル選択→オブジェクト→OK
・図形を1つ選択して、Ctrl+Shift+Space、2007以降ならCtrl+Aでも可

範囲選択

・2007以降:ホーム→検索と選択→オブジェクトの選択、マウスで範囲選択
・2003以前:表示→図形描画→オブジェクトの選択、マウスで範囲選択
数が多くなければ、
・Ctrlを押してマウスで次々にクリック


エクセルで図形を扱う事は、エクセル操作全般の中では少ない方かもしれません。
それゆえ、扱い慣れずに時間がかかる事も多いと思います。
ショートカットとマウス操作をしっかり覚えることで、操作時間を短縮できます。




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