ExcelマクロVBAサンプル集
オセロを作りながらマクロVBAを学ぼう№2

ExcelマクロVBAの実用サンプル、エクセルVBA集と解説
最終更新日:2017-12-06

オセロを作りながらマクロVBAを学ぼう№2


ExcelマクロVBAでオセロ(リバーシ)を作っていきながらマクロVBAを学ぶ第2回です。


前回でシートの準備と標準モジュールを挿入しましたので、
今回からは、マクロVBAをどんどん書き足していきます。

まずは、イベントプロシージャーを作っていきます。
イベントプロシージャーとは、
人がマウスやキーボードで何らかのアクション(これがイベント)した時に、それに呼応して自動的に動作するプロシージャーです。


ブックを開いたときの処理処理
ブックを開いたときに、以下の設定を行います。
・「オセロ」シートを選択
・シートを保護を解除(シートが保護されている場合の対策)
・シート全体のセルをロック
・スクロールエリアを、B2~I9に設定
・コンボボックスにリストを追加

・シートを保護

マクロVBAのサンプル画像

ThisWorkBookをダブルクリック

マクロVBAのサンプル画像

WorkBookをクリック

マクロVBAのサンプル画像

Workbook_Openのプロシージャーが追加されます。

マクロVBAのサンプル画像

ちなみに、Workbook_Open以外のイベントを追加したい場合は、
Workbook_Openは消してしまって構いません。
その後に、追加したいイベントを選択します。

マクロVBAのサンプル画像

今回は、Workbook_Openが目的のプロシージャーなので、そのま使います。


Private Sub Workbook_Open()
  With Sheet1
    .Select
    .Unprotect
    .Cells.Locked = True
    .ScrollArea = "B2:I9"
    With .cmb1
      .Clear
      .AddItem "あなた"
      .AddItem "PC"
    End With
    With .cmb2
      .Clear
      .AddItem "あなた"
      .AddItem "PC"
    End With
    .Protect
  End With
End Sub

With Sheet1
これでシートを指定します。
シート指定は、シートのオブジェクト名をそのまま使います。

マクロVBAのサンプル画像

この、Sheet1(オセロ)のSheet1がシートのオブジェクト名になります。

.Cells.Locked = True
シート全体のセルを保護状態にします。

.ScrollArea = "B2:I9"
ここで指定した範囲外は、セル選択ができなくなります。
また、間違って、シートの端っこにスクロールしてしまう事も回避できます。

With .cmb1
これでコンボボックスを指定し、
.Clear
念の為、リストをクリア
.AddItem "あなた"
.AddItem "PC"
リストに必要なアイテムを追加します。

とりあえずは、これくらいやっておけば良いでしょう。
ゲームを作っていくうえで、この他にも設定すべきことが出てくるかもしれませんが、
それは、出てきた時点で随時追加していきます。

Workbook_Openを実行(F5)して動作を確認してください。



「対戦開始」ボタンを押したときの初期配置
ボタンが押されたときに以下の処理をします。
・B2~I9をクリア
・E5,F6に黒石
・F5,E6に白石を配置


実際には、
L2セルを黒石として、文字とFontをコピー
L3セルを白石として、文字とFontをコピー


まずは、プロシージャーを作成します。
シートの保護を解除して、
開発のデザインモードがONにしてから、

マクロVBAのサンプル画像

「対戦開始」のボタンをダブルクリックすると、

マクロVBAのサンプル画像

このように、Sheet1(オセロ)のモジュールの中に、プロシージャーが作成されます。

これはボタンのClickイベントプロシージャーになります。
ボタンをクリックすると自動的に動き出すプロシージャーという事です。

このプロシージャーの中に、マクロVBAの記述を追加します。

Private Sub btn1_Click()
  Unprotect
  Range("B2:I9").ClearContents
  Range("E5,F6") = Range("L2")
  Range("E5,F6").Font.Size = Range("L2").Font.Size
  Range("E5,F6").Font.Color = Range("L2").Font.Color
  Range("F5,E6") = Range("L3")
  Range("F5,E6").Font.Size = Range("L3").Font.Size
  Range("F5,E6").Font.Color = Range("L3").Font.Color
  Protect
End Sub

Range("B2:I9").ClearContents
盤全体をクリア

Range("E5,F6") = Range("L2")
黒石の文字のコピーです。

Range("E5,F6").Font.Size = Range("L2").Font.Size
Range("E5,F6").Font.Color = Range("L2").Font.Color
黒石のフォントサイズと色をコピーしています。

白石も同様にL3からコピーします。


ここまでは準備段階でした。
次回からは、ゲームらしい機能を追加していきます。
石を置ける場所を判定出来ないとゲームが成立しません。
いきなり重要な判定の作成に進みます。



№3へ続きます。

全体の目次


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