エクセル入門
作業セル、計算セル

Excelの初心者向け入門解説
最終更新日:2016-08-11

数式.作業セル、計算セル


エクセル入門 > 数式 > 数数式.作業セル、計算セル



関数の引数に、さらに関数を入れ、関数をネスト(入れ子)にしますが、
このネストが多くなると、数式が複雑になりすぎてしまい、
他人が見たときに数式の意味するところが分からなくなってしまいます。
数式を書いた本人であっても、時が経つと解読が困難になる場合もあります。

このような、数式の複雑化を避ける方法として、作業セル、計算セルを使います。

正式な呼び方は無く、作業セル計算セルは同じ意味として使われます。
列全体を、この目的で使う事も多く、その場合は、作業列という言い方もします。


作業列を工夫することで、少ない基本関数だけでも、かなり複雑な集計等が出来るようになります。

以下の表で解説します。

A B C D
1 英語 国語 数学 合否判定
2 92 78 59 否 
3 78 95 80
4 83 50 53
5 88 98 65
6 82 78 76


合格するには、
3科目全てで75点以上、または、合計が245点以上
であるとして、D列に合否判定を出します。


D2セルには、

=IF(B2>=75,IF(C2>=75,IF(D2>=75,"合",IF(SUM(B2:D2)>=245,"合","否")),"否"),"否")

このような数式になります。

※例題の数式について
AND関数を使い、もっと簡略化できますが、
本サイトの説明順として、AND関数はまだまだ後になっていることと、
あくまで、作業セルの使い方の説明の便宜上の数式であるとご理解ください。

さすがに分かりずらいです。


そこで作業セルを使います。

A B C D E F G H
1 英語 国語 数学 合計 英語 国語 数学 合否判定
2 92 78 59 229 1 1 0
3 78 95 80 253 1 1 1
4 83 50 53 186 1 0 0
5 88 98 65 251 1 1 0
6 82 78 76 236 1 1 1


そもそも、合計はあったほうが良いのは言うまでもないのですが、
各科目の合格ラインの75点以上かの判定も追加してみました。


D2=SUM(A2:C2)
E2=IF(A2>=75,1,0)
F2=IF(B2>=75,1,0)
G2=IF(C2>=75,1,0)
H2=IF(D2>=245,"合",IF(SUM(E2:G2)=3,"合","否"))


E2の数式は相対参照になっているので、そのまま右にコピーしてE2とG2は完成します。

H2の数式を、良く読み解いてみて下さい。
E~Gが、75%点以上なら1、75点未満なら0になっているので、
合計が3なら、3科目とも75点以上という事になります。

今回の例では、作業セルの説明として、少々無理した数式になっていますが、
作業セルの工夫次第で、いろんなことが出来るようになるという事を理解してください。


ワークシート関数一覧
Excelワークシート関数の一覧と解説です、詳細解説ページへのリンクもあります。Excel2007までの関数です。2010以降追加の関数一覧 ワークシート関数の一覧(2010以降) 引数、関数構文については Excelシートの複雑な計算式を解析するVBAの関数構文 文字列関数…27 日付と時刻の関数…21 情報関数…17 論理関数…7 検索/行列関数…1…



同じテーマ「エクセル入門」の記事

COUNTBLANK(空白セルの個数)
AVERAGE関数(引数の平均値)
AVERAGEIF関数(検索条件に一致する平均値)
SUMPRODUCT関数(配列の対応する要素の積の合計)
IFERROR関数(エラーの場合は指定値、以外の場合は数式)
作業セル、計算セル
SUMIFS関数、COUNTIFS関数.AVERAGEIFS関数(複数条件)
MOD関数(除算したときの剰余)
MROUND関数、CEILING関数、FLOOR関数(指定値の倍数)
RAND関数、RANDBETWEEN関数(乱数)
CELL関数(セルの書式、位置、内容の情報)


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

VBAにおける変数のメモリアドレスについて|VBA技術解説(11月8日)
空文字列の扱い方と処理速度について(""とvbNullString)|VBA技術解説(1月7日)
Errオブジェクトとユーザー定義エラー|VBA入門(11月5日)
シングルクォートの削除とコピー(PrefixCharacter)|VBA技術解説(11月4日)
ユーザー定義型の制限とクラスとの使い分け|VBA技術解説(11月3日)
クリップボードに2次元配列を作成してシートに貼り付ける|VBA技術解説(11月1日)
VBAクラスを使ったイベント作成(Event,RaiseEvent,WithEvents)|VBA技術解説(10月31日)
VBAクラスのAttributeについて(既定メンバーとFor Each)|VBA技術解説(10月19日)
VBAの用語について:ステートメントとは|VBA技術解説(10月16日)
VBAのマルチステートメント(複数のステートメントを同じ行に)|VBA技術解説(10月14日)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
3.RangeとCellsの使い方|ExcelマクロVBA入門
4.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
5.変数宣言のDimとデータ型|ExcelマクロVBA入門
6.繰り返し処理(For Next)|ExcelマクロVBA入門
7.マクロって何?VBAって何?|ExcelマクロVBA入門
8.ひらがな⇔カタカナの変換|エクセル基本操作
9.空白セルを正しく判定する方法(IsEmpty,IsError,HasFormula)|VBA技術解説
10.セルに文字を入れるとは(Range,Value)|VBA入門



  • >
  • >
  • >
  • 作業セル、計算セル

  • このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


    記述には細心の注意をしたつもりですが、
    間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
    なお、掲載のVBAコードは自己責任で使ってください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。




    このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
    本文下部へ