数式.関数のネスト
関数の引数に、さらに関数を入れる事をネスト(入れ子)と言います。
Excel2003までは、最大7
Excel2007以降では、最大64
このようになっています。
ネストは概ね3段階までとして、それ以上になる場合は、個々の要素となっている関数を別のセルに入れて、そのセルを参照するようにします。
(このようなセルの事を作業セルとか計算セルと呼んだりします)
関数ネストの使用例
その合計が、800以上なら"A"、600以上なら"B"、それ以下なら"C"
とする場合、
関数ネストの考え方
↓
=IF(800以上,"A",IF(600以上,"B","C"))
内側の関数である、
800以上は、SUM(A1:A10)>=800
600以上は、SUM(A1:A10)>=600
これを組み込んで完成させます。
800以上も含まれてしまうのではないかと考えがちですが、
=IF(800以上,"A",この部分は800未満の時にしか処理されない)
つまり、800以上の偽の部分では、800未満が前提となっている為、考慮する必要がありません。
以下も参考にしてください。
ワークシート関数の一覧(2010以降)
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絶対参照と相対参照
SUM関数(引数を合計)
IF関数(条件を満たしているかどうかを判定)
関数のネスト
SUMIF関数(検索条件に一致するセルの合計)
COUNT関数(セル値が数値の個数)
COUNTA関数(空白以外のセルの個数)
COUNTIF関数(検索条件に一致するセルの個数)
VLOOKUP関数(範囲の左端列で値検索し対応セル値)
HLOOKUP関数(範囲の上端行で値検索し対応セル値)
AND関数(すべての引数がTRUEのときにTRUE)
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