エクセル入門
絶対参照と相対参照

Excelの初心者向け入門解説
最終更新日:2020-04-25

数式.絶対参照と相対参照


数式のセル参照では、相対参照と絶対参照を使い分けて入力する必要があります。


エクセルでは、セルをコピーして使う事が多くなります。
何度も同じ数式を入れるのは面倒で非効率です。
そこで、一か所に入れた数式を他のセルにコピーして使います。
このとき、相対参照と絶対参照を適切に指定しておかないと、コピーした数式が正しい結果になりません。

相対参照

数式において、セル参照を使用すると、
C5
このように、列記号の後ろに行番号が付いた形になります。

ただし、これは、
C5セル(C列5行目のセル)に特定しているわけではありません。
あくまで、数式を入力したセル位置からの位置関係を表しています。
数式を入れたセルを、B2セルだとすると、
B2セルから、右に1列、下に3行の位置にあるセルとして認識されます。
そこで、B2セルをC3セルにコピーすると、
C3セルから、右に1列、下に3行の位置にあるセルになるので、
D6と自動的に数式が変更されます。

つまり、
セルのシート上での絶対的な位置ではなく、数式を入力しているセルからの相対的な位置関係を表しているです。
このような参照形式を相対参照と呼びます。

絶対参照

数式をコピーした場合に、セル参照が動いてほしくない場合があります。
そのような場合には、$(ドル記号)を付けて
$C$5
とします。

$(ドル記号)を付けてセルを固定させることが出来ます。
数式を入れたセルを、B2セルだとして、
B2セルをC3セルにコピーしても、
$C$5は変化しません。

つまり、
セルのシート上での絶対的な位置を表しているです。
このような参照形式を絶対参照と呼びます。

複合参照

数式をコピーした場合に、
列は動いてほしいけど、行は動いてほしくない。
列は動いてほしくないけど、行は動いてほしい。
このような場合が出てきます。

この場合は、動いてほしくない方(列または行)の前に、$(ドル記号)を付けます。
$C5
セルをコピーしても列は変化しませんが、行は相対位置に変化します。
B2セルをC3セルにコピーすると、$C6となります。
列のみ絶対参照にしているので、絶対列参照と呼びます。

C$5
セルをコピーしても列は変化しませんが、行は相対位置に変化します。
B2セルをC3セルにコピーすると、D$5となります。
列のみ絶対参照にしているので、絶対行参照と呼びます。

このように、参照形式を絶対参照と相対参照を複合させた参照形式を、複合参照と呼びます。

複合参照の考え方

列と行のどちらを絶対参照にしたら良いのか毎回悩んでしまう。
こういう話は良く聞きます。
正しいかどうかの判断は、
セルをコピーしてみて、コピー先の数式を確認してみれば分かりますが・・・

とはいえ、どのような考え方をしたら良いかとの質問はとても多いです。
極めて簡単に説明してみましよう。

エクセルで最も良く出てくるクロス集計を例にします。
数式を入れているセルに対して、
左列にあるセルは列の絶対参照
上行にあるセルは行の絶対参照

エクセル Excel 相対参照 絶対参照

「数式を入れるセル」に数式をいれて、他のセルにコピーする場合を考えてみましょう。
「列の絶対参照」への参照は、横にずれてしまっては困りますので列を絶対参照にします。
「行の絶対参照」への参照は、縦にずれてしまっては困りますので行を絶対参照にします。

これは一例ですが、これが基本です。
これをしっかり身に付けてしまうと、案外どのような表でも悩まなくなるはずです。

$(ドル記号)を付ける操作方法

手入力で$(ドル記号)を付けても構いませんが、
F4 キー押下することで$(ドル記号)を付けることが出来ます。

セル参照の文字にカーソルを合わせて、
F4 キー押下することで、$(ドル記号)の付く位置が順次変わります。
A1 → $A$1 → A$1 → $A1 → A1

入力カーソルの位置によって、$の付く範囲が変わります。

エクセル Excel 相対参照 絶対参照

絶対参照と相対参照のまとめ

相対参照

数式が入力されているセル位置を基点にして、参照するセルが決まります。
数式をコピーした時、コピー元での相対的なセル位置関係が保持されて、セル参照が変化します。

絶対参照

特定の位置にあるセルが必ず参照されます。
数式をコピーしても、セル参照は変化しません。
$(ドル記号)を付ける事で、セルが固定されます。

複合参照

絶対参照と相対参照を組み合わせて使います。
列を固定する場合は列の前に$(ドル記号)を付ける(絶対列参照)
行を固定する場合は行の前に$(ドル記号)を付ける(絶対行参照)



同じテーマ「エクセル入門」の記事

入力規則.重複を許可しない
入力規則.日本語入力
数式とは
絶対参照と相対参照
SUM関数(引数を合計)
IF関数(条件を満たしているかどうかを判定)
関数のネスト
SUMIF関数(検索条件に一致するセルの合計)
COUNT関数(セル値が数値の個数)
COUNTA関数(空白以外のセルの個数)
COUNTIF関数(検索条件に一致するセルの個数)


新着記事NEW ・・・新着記事一覧を見る

Variantの数値型と文字列型の比較|エクセル雑感(7月1日)
VBAのVariant型について|VBA技術解説(6月30日)
VBAのString型の最大文字数について|エクセル雑感(6月20日)
VBAで表やグラフをPowerPointへ貼り付ける|VBAサンプル集(6月19日)
アクティブシート以外の表示(Window)に関する設定|VBA技術解説(6月17日)
マクロ記録での色のマイナス数値について|エクセル雑感(6月16日)
ツイッター投稿用に文字数と特定文字で区切る|エクセル雑感(6月15日)
日付の謎:IsDateとCDate|エクセル雑感(6月14日)
IFステートメントの判定|エクセル雑感(6月13日)
インクリメンタルサーチの実装|ユーザーフォーム入門(6月12日)


アクセスランキング ・・・ ランキング一覧を見る

1.最終行の取得(End,Rows.Count)|VBA入門
2.RangeとCellsの使い方|VBA入門
3.変数宣言のDimとデータ型|VBA入門
4.マクロって何?VBAって何?|VBA入門
5.セルのコピー&値の貼り付け(PasteSpecial)|VBA入門
6.Range以外の指定方法(Cells,Rows,Columns)|VBA入門
7.繰り返し処理(For Next)|VBA入門
8.セルに文字を入れるとは(Range,Value)|VBA入門
9.とにかく書いてみよう(Sub,End Sub)|VBA入門
10.マクロはどこに書くの(VBEの起動)|VBA入門




このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。


記述には細心の注意をしたつもりですが、
間違いやご指摘がありましたら、「お問い合わせ」からお知らせいただけると幸いです。
掲載のVBAコードは動作を保証するものではなく、あくまでVBA学習のサンプルとして掲載しています。
掲載のVBAコードは自己責任でご使用ください。万一データ破損等の損害が発生しても責任は負いません。



このサイトがお役に立ちましたら「シェア」「Bookmark」をお願いいたします。
本文下部へ